LSWのちょっとかゆいところに手が届く「まごのてblog」

静岡LSW勉強会の管理人によるコラム集

【第64回】「脳内インテンシティ」と「プレー原則」

メンバーの皆さま

おはようございます。管理人です。

今日は、静岡県で18年続いている「社会福祉研究会」で、LSWではない内容を発表予定なんですが、

所内リハーサル2〜3週間前にやってから、長野に視察に行って、他の視察報告も作って報告会して、明日の研修講師の準備もあって、コラムも書いて…なんて色々やり過ぎまして。

僕の中では、今日の発表はすでに過去のこととして完了しているのか、内容がよく思い出せません…は言い過ぎですが、発表スライドのコピーや使おうと思ったストップウォッチも忘れる始末で、興味の移変わりの早さに(ただの不注意)自分ながらに呆れますね。

ただ、そういう不測の事態や不安定な状態は起こるものとして、いかに立て直し切り抜けるか、そんなことが大事かな、今回はそんな内容です。


脳内インテンシティ

今ベルギーで活躍している元ヴィッセル神戸森岡亮太選手をご存知でしょうか。今シーズン、ポーランドからベルギーのベフェレン移籍後の半シーズンでゴール・アシストを量産し、つい先日ベルギーの強豪「アンデルレヒトの背番号10番」としてステップアップ移籍。デビュー戦でアシストを記録。ベルギーリーグのトッププレイヤーの一人としての地位を確立しつつあります。

で、この森岡選手は典型的なトップ下の選手で「絶滅危惧種の10番」タイプと呼ぶ人もいます。それは背番号ではなくて得意とするポジションやプレーのこと。一言で言えば、華麗なテクニックと意表をつくプレーで攻撃に違いを生み出す「ファンタジスタ」タイプです。

で、このポジションが「絶滅危惧種になっているのは世界的な戦術の進化の流れ(トレンド)が関係しています。


ポジショナルプレーの背景にある脳内(=戦術的)インテンシティ

インテンシティとは、もともと「強度」「凝縮度」「激しさ」を表す言葉で、サッカー日本代表監督ザッケローニがよく使って有名になりましたよね。

で、この記事が紹介しているのが「脳内(戦術)インテンシティ」という考え方。つまり認知思考の切り替えの速さ。

詳細は記事で確認して欲しいのですが、香川選手がドルトムントに移籍した当時のクロップ監督(現リパプール)のもと世界を席巻した「ゲーゲンプレッシング」という、ボールを失った瞬間に相手を囲んで激しくプレッシャーをかけてボールを奪い返す戦術があります。

これは、当時ベップ・グラウディオラ監督のもとボール支配率70〜80%というバルセロナのサッカーが全盛期を迎えてた時に、あえてガチガチに守る相手を細かいパスで崩そうとするより、相手がボールを保持して攻めようと陣形を変えた瞬間を狙ってボールを奪い、守備陣形が整う前に攻めきってしまう方が簡単だし効率的でカウンターのリスクも低い、というボールを奪われることを前提として利用した戦術ポゼッションサッカーが持てはやされた当時はかなり奇抜な逆転の発想」だったわけです。

しかし、今やその戦術は目新しいものではなく、むしろ当たり前、ヨーロッパではスタンダードになっています。現日本代表監督ハリルホジッチの縦に速い堅守速攻のサッカーはまさにそれです。

ハリルホジッチは報道レベルでは「フィジカル」を重要視している印象ですが、確かに激しい切り替えの連続を維持するにはフィジカルは必要不可欠です。

で、この記事の面白いところは、純粋なフィジカル(身体)のレベルでのインテンシティ(アクションの速度、強度、頻度)と同じかそれ以上に、目の前の状況の認識~解釈~判断~遂行というプロセスをめぐる「脳内(=戦術的)インテンシティの高さ」の重要性という視点が紹介されているところ。

攻撃視点で言うと、一昔前ならトラップして周囲を確認したり考えたりする時間があったが、今は相手のプレスが早いので、特に真ん中のエリアはプレッシャーが激しいので、もうワンテンポ早く判断実行しないと、ボールを奪われてしまう。

以前、「14ゾーン」については触れましたが、

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真ん中の時に危ないゾーンは当然相手もそこを潰しにくるわけなので、初めからあえてトップ下を置かずにポジションを空けておいて、FWやサイド、ハーフから14ゾーンに瞬時に飛び込んでボールを受けてという戦術が主流になる。なので、森岡選手のような「トップ下」の選手が絶滅危惧種になりつつあると。

また守備視点で言うと、一昔前ならボールを奪われたらまず戻って陣形整えてという所、ハイプレスはボール奪われた瞬間に、全てのメンバーが頭を切り替えて連動してプレッシャーかけて相手の自由を奪ってボールを取り戻さないといけない。そこには事前予測と瞬時に味方のポジショニングを把握して判断して動くことが求められます。

もちろんグラウディオラ監督のバルセロナも常に波状攻撃し続けるために、ボールを奪われた瞬間に奪い返すというハイプレスを徹底していました。圧倒的なポゼッション裏に圧倒的ハイプレスありです。


ただポゼッション主体の攻撃では、すぐにボールを奪い返しても、敵も味方もコート半分にわんさかいますので、突破すべきDFは多く、使えるスペースは少なく、パスの難易度は上がる。

で、ポゼッションを放棄したハイプレス戦術は、攻撃にあまり手数をかけないので、シュートで終わっても途中でボールを奪われても、とにかく相手の守備陣形は整っていない。相手の守備が「不安定な状態」をボールを渡してあえて攻撃させることで作り出す。


なので奪った瞬間のスペースはあるし、味方は後ろに残っているし、アタックしたミスが攻撃的守備の始まりなので、むしろチャレンジして攻撃を仕掛けないデメリットの方が高い。ただ身体と頭の素早い切り替えが求められるので、消耗も激しいし、当時のドルトムント香川選手も「身体より頭が疲れる」と言っていたのを思い出しました。

なので、「7、8年前まで戦術トレーニングの主流だった11対0の反復トレーニングは…戦術ボードの内容をピッチ上で再現しているようなもので認識と遂行が直結していて解釈と判断というプロセスが脱落しているので、試合で直面する現実に対応するという点ではベストのアプローチとは言えません」

そして、いまの練習の主流は、11対0のフォーメーションと言った「型」練習ではなく、【プレー原則】に基づくシチュエーショントレーニング」であると。試合と同じ敵味方がいる状態で、ボールロスト直後のプレッシングとか、数的不利での守備といった特定のシチュエーションを再現するミニゲームを行うわけですが、実戦では11回プレー状況は違ってくるので、それを正しく解釈して判断する練習を繰り返す。それを通して、認識~解釈~判断~遂行というアクションの精度とスピードを高めていくことがトレーニングの狙い、であると。


僕がこれを読んだ時に思ったのが、児童福祉現場と全く同じ状況なと。児童福祉法改正によって、特に児童相談所はよりスピーディーな判断が求められるようになります。そして、一度ミスが起きれば、烈火の如くマスコミに叩かれますから、その時間的精神的プレッシャーは10年前の比ではないです。

しかし世の中の全体流れはコスト削減、人員削減、予算削減ですから、法律の枠組みを変えてくれないと、どの自治体もどの施設法人も福祉だけ増員するという選択をなかなか取れない。突っ込まれた時に理由を説明する術を持っていないから。日本は察する文化のせいか、アピール下手だと思います。特に福祉分野は。

なので「虐待するヤツはけしからん」子どもが可哀想」虐待をゼロにすればいい」という単純な世論やマスコミに対して、ちゃんと説明しつづけないといけない。虐待相談件数の増加=虐待数増加ですか?虐待さえなくなれば、子育て問題全て解決ですか?と。虐待は子育ての苦しさ困り感アピールの「氷山の一角」に過ぎないわけです。本質的な子育て支援養育支援をしないと、モグラ叩きのように他の問題が現れるだけですよね。それが無意味とまでは言いませんが。

という事で、大した増員もない中でこれまでの何倍もの仕事を押し付けられて、世論からマスコミから児童福祉法改正から、常にハイプレスをかけられ、考える時間や余裕を無くしているのが現状の日本児童福祉の現場だと思います。

また、一時保護期間も司法のチェックが厳しく入るようになるので、介入支援の正当性を訴えるために「◯◯アセスメントシートを使った」「◯◯プログラムを実施した」と客観的ツール「型」を実施する流れが今後ますます強くなると予想します。

余裕が無いと「自分を守る」「ミスしない」ことに精一杯になるので、サッカーで言えば、点数を取るための攻撃のハズが、いつのまにか「ボールを失わない」ことが目的になっちゃう。日本代表が今まで叩かれてきたパターンのヤツです。リスクを冒してチャレンジする人がいない。「ミスしちゃいけない」「チームに迷惑かけたら呼んでもらえなくなる」と思ってるから。

しかし、現場の職員さん、特に日々子どもに関わるケアワーカーさんはお分かりの通り、やりたくもないプログラムを嫌々やらされたところで、子どもや保護者の自主的な行動に良い変化が起こることはまずないと思います。まぁ「また大人の都合でやりたくないことを押し付けられた」経験を積むだけです。

本質は、何かを使用することではなくて、それを使って何を一緒に考えて話あったか、そのやりとりの過程で、相手が何かに気づき自分の役に立つと思えたかですよね。前述との違いは、主語が「自分」か「相手」なのか。コチラがやりたいことではなく、相手の気持ちや願いをきちんと聞く姿勢があるか。自分の都合中心の支援は、相手が言わないだけで、だいたいその姿勢は見透かされています。

自分にとって大きな買い物した時の「店員さん」を思い浮かべてください。この人なら安心できるとか信頼できるとか、なんかうさん臭くて怪しいとか、だいたい感じますよね。


なので、児童福祉でも必要なのはシチュエーショントレーニング、つまり「ロールプレイ」だと思います。言語非言語含めて実戦では同じやりとりは2度と起こりませんから、「型」を言われた通りこなす練習ではなくて、【プレー原則】に従った1回1回のやり取りで何を伝えようとし、何を感じ、何を調整したか、相手と自分との間で起こっていることを感じ取る感性を磨くトレーニング。

しかし、相手の反応なしに、何をやるのかの説明に終始して110というのは、戦術ボードの内容をピッチ上で再現しているようなもので、認識と遂行が直結していて解釈と判断というプロセスが脱落しているので試合で直面する現実に対応するという点ではベストのアプローチとは言えません」という研修は決して少なくありません。

でも児童福祉の現場で直面する現実では役に立たないと思うことがある。なぜなら求められる思考判断のスピードと置かれている状況があまりに違うから。

毎週決まった時間に会って、その間に色々思いを巡らせて、またじっくり考えてという古典的なクリニックベースの枠を守れる人相手の支援が成り立つならいいですが、その状況は現代児童福祉では「絶滅危惧種」と言わざるを得ない

もちろん「クライエント・ファースト」のような【プレー原則】は同じなんでしょうけど、認知・解釈・判断・遂行に求められるスピード感がまるで違う。それは安全度が違うから。「また来週考えましょう」というわけにはいかない、その場で判断して事態を収めることがめられるから。

なので、児相なら虐待通告、施設なら暴力等のトラブルなんて事態は突発的に起きますから、サッカーで言うなら自陣でふとした瞬間にボール奪われてピンチみたいな感じですよね陣形なんか整っていないけど、とにかく失点を防がなければいけない。

なので解釈と判断のない反復練習が「全く意味のない」とまで言うつもりはありませんが、児童福祉の最前線である児相や施設は、常に不測の事態が降りかかり、予定通りにならないですから、むしろある材料をヒントにして、その状況における解釈判断の瞬発力を鍛えるシチュエーショントレーニングが必要なんだと思います。


参加したことある方はイメージできると思いますが、「静岡LSW勉強会」は常にLSWのシチュエーショントレーニングです。ある材料を元に、コンセプトを共有して、安全安心に自由に感じ語り合える場を一緒に作ることを行う場なので。

いつか「約束事相手を非難しない)は無くても大丈夫なんですか?」質問いただいたことがありますが、そうならないような安全安心を高めるアナウンス、アイスブレイク、雰囲気づくりしていますが、そうなっちゃったら、それを皆んなでどう収めるかのシチュエーショントレーニングにしてしまえばいい

ただ、参加メンバーの様子から、自分が安心できなければ、安心でる程度に枠付けしたらいい。臨床と同じです。なので、全員初対面だとキツイですが、はじめの自己紹介の感じでだいたいのその場の雰囲気はわかります。有志の勉強会で集まる方にコンセプトを無視して相手を非難するような方はあまりいないですし、対人援助職がそんな人ばかりになったら世も末かなぁと思います。



プレー原則

じゃあ、児童福祉の【プレー原則】って何なんだ?と言う話です。これはそんなに単純な話ではないですが、ある切り口を紹介。

ポジショナルプレーの実践編。選手の認知を助ける5レーン理論

5レーン理論とは、マンチェスターC監督で元バルセロナ監督のベップことグラウディオラ監督が提唱している考え方。

サッカーは通常、ゴールを真ん中に見立てて、サイド攻撃とか

[左サイド]・[センター]・[右サイド]

と3分割でコートを考えるところ、グラウディオラ監督はサイドとセンターの間に[harf space]というエリアを設定して、

サイド[harf ]センター[harf ]サイド

という縦5分割で選手の位置、ポジションを整理。で、ボールポゼッション(パス回し・鳥カゴ)が出来る適切な選手間のトライアングルを作り続ける【プレー原則】がこちら。

条件①
1列前の選手が同じレーンに並ぶのは禁止」
条件②
2列前の選手は同じレーンにいる」
条件③
1列前の選手は適切な距離感を保つために隣のレーンに位置することが望ましい」

図にすると、

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左側の赤ポジションは「条件①」を満たしていない。一方、右側の青ポジションは全ての条件を揃えています。パスコースや動けるポジションに大きな差がありますよね。

このプレー原則に従って、ピッチ上の11人がディフェンダーの位置を確認しながら、臨機応変に、でも原則はそのままに、ポジションを流動的に移動し続けてパスコースを作り続けるわけです。

相手もボールを奪おうと判断の時間を与えまいと激しいプレッシャーをかけてきますから、当然、想定したフォーメーションではない味方のポジションやシチュエーションは実際によく起こるわけで、この【プレー原則】さえ共有しておけば、臨機応変なチームプレーが可能になる。

マンチェスターCの選手もグラウディオラの前の所属バイエルン選手も、すでに世界の一流と認められていた選手達が、グラウディオラの元でさらに成長進化したと言う声が選手自身と評論家ともに上がることが少なくありません。

おそらく【プレー原則】を頭の中で整理し、シチュエーショントレーニングを重ねたことで脳内インテンシティ」が飛躍的にUPして、実行するパフォーマンスの質や精度が上がったということなんだろうと推測します。

はい。フットボーラーなら、こんな自分を成長させてくれる監督のもとでプレーしてみたいですよね。

児童福祉は、サッカーのよりルールが複雑なので単純には言えないですけど、僕のイメージは年末に書いたコレ。

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僕は児童心理司の立場で、ケースワーカーと一緒に子ども面接や親面接に入りますが、気をつけているは、同じポジション同じ視点にいないこと。

よくありがちなのが、子どもや親を相手に2対1で複数対応することってよくあると思うんですけど、相手は大人2人から圧迫面接のごとく圧力かけられて責められているように感じること。ボール持ってるけどハイプレスかけられているような心情です。

ではなくて、僕は常にトライアングルを作ってパスコースや視野を確保するポジショニングを意識しています。場合によっては、本当に身体や椅子の向きから斜めにしてポゼッションを三角形にしますし。


目の前のやり取りを観察しながら、「へい!こっちにもパスくれ」とやり取りの角度(アングル)を変えたり、ワーカーとも「あれって、どうなってましたっけ?」とかパス交換をしたり、とにかく皆んなでボールポゼッション(パス回し・鳥カゴ)する感じ。みんな仲間ですから。

ただセンターラインのやり取りって、本当にプレッシャーを受けたり一発触発的な場面は現実にあるのでいつも福祉司さんには盾や防波堤になってもらっていると僕は思っていて、ちょっとキツイ時に「一旦サイドにボール散らして、展開を立て直しましょう」なんて感じの時もあります。

具体的な声かけとしては「これはあくまでいち担当心理司の見方として聞いて欲しいんですけど、…どう思われますか?」みたいな。ガチガチに焦点が固まったやりとりから、ふと距離を取れるように促します。

こういう視点や流れの切り替えの役割分担ができるのが、多職種で同時に面接に入る利点だと僕は思います。


さらに欲張って、少し前回からの五感の流れを、あえて5レーンで言うとこんなイメージです。

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僕の中では、人の感情は[体感覚]とより結びつきやすく、日常の外部情報的なメッセージは[視覚・聴覚]からの出入力が多いなという感覚があります。

一応、それを[ことば]で表現しようとするわけなんですけど、結構複雑な情報処理インプット・アウトプット作業をしているので、とても全部を正確に言語化できているとは、僕はそもそも思っていません。

この「まごのてblog」でさえ、何日かけて考えている事をまとめても、僕が感じ考えていることが正確に伝わるようにアウトプット出来ているのか、それは相手に確認しないとわからないわけで。ちなみに、「まごのてblog」は、どんな受け取り方してもらってもOKです。あくまで「コラムは考え内省し対話する材料。あとの調理はご自由に」というスタンスなので。

あえて、やりとりのイメージを描くならこんな感じ。

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大人の認知に偏った頭デッカチの考え方だと「何を言った/言わない」の議論になりがちですが、実際のコミュニケーション、特に情緒的な部分、気持ちの部分は、もっと非言語情報でのやり取りがメインで、ことば以上に、その表情やモノの言い方によって伝わっているメッセージは多いですよね。(ここの部分は別コラムでしっかり書きます)

やはりここでもトライアングルを保つことが大事だなと思っていて、文字ばかりに気を取られないで、もっとピッチを広く使って幅広いコミュニケーション、パス回しをして問題(困りごと)へのアプローチや崩し方を考えましょう、と。

なので、あえて相手が表現してない感覚にアプローチする質問、例えば、

「あの時、どんな感じだった?」(体感覚)
「何が起こってた?」(視覚or体感覚)
「どんな言い方だった?」(聴覚)

とか無意識にしてるな、と前回コラム書いてて思いました。その人の五感で感じている世界や人生観を、自分が映画監督や俳優となって再現できるレベルで理解しようと思うと、おのずとそうなります。じゃないと、内面や感性の役作りまで出来ないので。

プレー原則については、
【第57回】心理療法の系統的選択

で書かれていたことも結構近いかなと思いますし、きっと対人援助全般の【プレー原則】となると、根本的な人に関わる姿勢・考え方になるのかな、となんとなく思います。

そして、その姿勢や考え方の多くは、文字ことばではなく、何気ない表情やジェスチャーといった非言語メッセージによってほとんど伝わっているだろうと思います。

いつか紹介したいと思って温めていた「5レーン」の話が、前回コラムとリンクして自分の中で整理が進んだ感じがします。

考えを一回寝かせて、発酵させると違う味になるし、そんな時間もやはり必要だなぁ、と思いました。

ではでは。