LSWのちょっとかゆいところに手が届く「まごのてblog」

静岡LSW勉強会の管理人によるコラム集

【第2回】子どもの悲しみによりそう 喪失体験の適切なサポート法①

管理人


メンバーの皆さま

おはようございます。

昨日、静岡県主催の「児童相談所児童心理司等研修会」に参加したところ、同研修に参加していた複数のメンバーさんから「コラム見ました」「コラム楽しみにしてます」「時間大丈夫?」などなど声をかけていただきました。ありがとうございます。

ちなみに研修テーマは「子どもの感情コントロールと心理臨床」講師:東京学芸大学の大河原美以先生だったのですが、講義を聞けば聞くほど、

「あれ⁉︎今読んでいる悲嘆の本と似たような事言ってるぞ」

という感覚に陥りました。不思議なものですね。

というわけで、講義を忘れないうちに、コラム2冊目の紹介だけさせてくだい。本はコチラです。


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●著者について(Amazonより)
ジョン・ジェームス、ラッセル・フリードマン、レスリー・ランドン
:アメリカとカナダの「Grief Recovery Instetute」で子どもたちを悲しみから回復させるプログラムを作成、実践し高い評価を得ている。 

●内容(Amazonより)
子どもの喪失体験(親しい人の死、ペットの死、親の離婚、引越)を、大人はどのように援助したらよいか。新しく開発された効果的なプログラムに沿って、実例を示して解説する。子どもの人生に希望をとりもどすために必読の書。

●目次
パート1  喪失に関する神話を見つめる
パート2  未完の感情を知る
パート3  未完から完結への道
パート4  発見から完結へ
パート5  その他の喪失
パート6  子どもと死を考える

●コメント
   まだ全部読み切ってないので、詳しい本の内容紹介は次回以降に回して、ちょっと昨日の研修内容に触れます。
  「ネガティヴな感情が社会化されない」という言葉が印象的でした。例を挙げると、

外で歩いている時に、お母さんの前で子どもが転んだ。すると、すぐにお母さんは「痛くない!泣かない!」と子どもに声をかける。結構、日常的にある光景ですよね。
その時、子どもの中では、身体感覚や内的感覚に「痛い!」と感じているのに、論理的認知的には「痛くない!」という逆のメッセージを、さらには「痛がるのは悪い子、泣く子は愛さない」というメッセージを与えることになる。
結果として、子どもはネガティヴな感情を感じないような対処方法(一時的解離)を身に付けたり、ネガティヴ感情を適切に表現する言葉を身につけることができずに、感情に不相応な言葉や行動でイライラを表現するようになる。
特に日本社会は、早期に大人社会に適応したり我慢することが「良い子」である認識があるが、そこには自身の感情の否定や抑圧があり、そのツケが思春期や子育て世代になった時に爆発すると。
なので、子ども自身にネガティヴな感情があることを大人が認めて、子どもが葛藤を抱えながら感情を収めていくまで大人は安全を確保しながら待ちましょう。子どもに自分で感情コントロールする力をつけさせてあげるのが「しつけ」でしょう、と。

ここまで書くと、本の内容のネタバレみたいな気持ちになってきました。目次を見返すだけでも、内容がかぶっているのがお分りいただけると思います。

ただ切り口が違うとまた面白いので、本の内容も随時コラム紹介していきますね。


ではでは。