LSWのちょっとかゆいところに手が届く「まごのてblog」

静岡LSW勉強会の管理人によるコラム集

【第137回】対話型AIにLSWについて聞いてみた

おつかれさまです。管理人です。

 


「ChatGPT」、皆さま、ご存知でしょうか?

 


2022年11月に公開後2ヶ月余りでユーザーが推定1億を超えたと言われる、対話型AI。

 


OpenAIという会社が開発した対話型AIチャットボットで、質問に対して行間を高精度で読み取ってAIが回答してくれるというもの。

 


しかも、それが無料で誰でも使えて、日本語にも対応してくれる!

 


と言うことで、LSWについて質問してみました。

 

 

 

例えば、こんな感じです。

 

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web上のテキストデータを学習して、回答する仕組みのようですね。間違えることもあるとの指摘もありますが、そもそもネット上の情報だって間違えていることもありますし。

 

 

 

ちなみに、同じ質問でも毎回答えは違うそうで、一部では使い手の質問力が試されるとも言われています。

 

 

 

例えば、こんな風に質問してみると、

 

 

 

Q.ライフストーリーワークを知っていますか?

 


A.はい、私はライフストーリーワークについての知識があります。

ライフストーリーワークは、社会福祉、カウンセリング、心理学などの分野において使われる方法論の一つです。このワークは、クライアントの人生の歴史、文化、人間関係などに焦点を当て、その人生において重要なエピソードやトラブル、解決策などを明らかにすることを目的としています。このワークは、クライアントの自己認識や自己理解を促進することを通じて、問題解決や心理的な改善を図ることができます。

 

 

 

なるほど、確かにと思わせる回答ですが、上の写真の回答とは微妙に違いますよね。良いか悪いかは置いておいて。その都度、AIが考えているみたいです。

 


他にも、

 

 

 

Q.ライフストーリーワークの注意点を教えてください

 


A.ライフストーリーワークは、過去の経験や人生の歴史を探求することで、個人の認識や自己理解を促進する技法です。以下が、ライフストーリーワークにおいて注意すべきポイントです。

適切な環境の作り: ライフストーリーワークを行う際には、安心して話すことができる安全な環境を作ることが大切です。
過去の経験に対する敏感なアプローチ: 過去の経験に関する情報を収集する際には、個人の感情や経験に敏感にアプローチすることが大切です。
過去の経験を再体験することに注意: 過去の経験を再体験することは、強い感情やトラウマを引き起こす可能性があります。そのため、個人が話すのを押さえずに、再体験することができる環境を整えることが大切です。
適切な指導: ライフストーリーワークを行う際には、適切な指導者が必要です。指導者は、個人の感情や経験を理解し、問題解決のヒントを提供することが大切です。
個人の意思に基づいて行う: ライフストーリーワークは、個人の意思に基づいて行われるべきです。個人が話すことを強要しないように、自分のペースで進めることが大切です。
これらの注意点を守りながら、ライフストーリーワークを行うことで、個人の認識や自己理解が促進され、問題解

 

 

 

なんか急に、回答が止まっちゃいました。たぶんネット回線の問題でしょうけど、AIならではの愛嬌とも受け取れるかもしれません。

 


日本語対応はものすごく助かるんですけど、テキストデータは英語を元に探しているそうで、どうやら同じ質問でも英語にすると精度がより増すとのこと。

 


いやいや英語なんて出来ませんと思った方もいると思いますが、それもAIがやってくれます。

 


『「ライフストーリーワークの注意点を教えてください」を英語に訳して』

 


と入力すれば、

 


『Please teach me the precautions for Life Story Work.』

 


と回答してくれるので、それをそのまま質問にコピペ。すると…もちろん英語で回答が返ってくるので、

 


『上の回答を日本語に訳して』

 


と入力すれば、↓の回答が返ってくる。

 

 

 

A.ライフストーリーワークを行う際には、以下の注意点を心がけることが重要です:

倫理的考慮:ライフストーリーワークは敏感で個人的な内容が含まれます。参加者に対する同意、秘密保持、参加者への損害の未然防止などの倫理的考慮を維持することが重要です。
文化的意識:参加者の文化的差異や信念に対する意識と尊重が重要です。これには価値観、信念、メンタルヘルスや人生の経験に対する考え方などの差異も含まれます。
研修や経験:ライフストーリーワークを行うには専門的な研修と経験が必要です。参加者を有効に支援するために必要な知識やスキルを持っていることが重要です。
セルフケア:ライフストーリーワークは感情的に要求が高い場合があります。セルフケアを優先し、必要なときに支援を求めることが大切です。
適応性:ライフストーリーワークのプロセスは、参加者の個別のニーズや能力に合わせて適応する必要がある場合があります。柔軟性と創造力が成功するために重要な役割を果たします。
これらの注意点を心がけることで、ライフストーリーワークは主催者と参加者の両方にとってポジティブで支援的な経験になります。

 

 

 

日本語の時と全然違う回答だけれども、確かに!という内容ですよね。

 


という感じでですね、対話型で色んな知識や気づきを与えてくれそうなAIがChatGPT。

 


わからない時は「○○については知りませんが…」と断りを入れたり、200字以内で、とか文字制限を加えるとそれに収まる回答をしてくれる気遣いも出来ちゃいます。

 


しばらく活動停止している静岡LSW勉強会は、参加者の対話型の会なのですが、今度の勉強会にはChatGPTにも参加してもらいましょうかね、という精度ですよね。

 

 

 

ちなみに、こんなことも質問してみました。

 

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スマホ持ってる子なら、すでに、こんなことをAIに相談していてもおかしくない。

 

 

 

すごい時代になりましたね。

 

 

 

最後に、

 


こんな質問をしてみました。

 

 

 

Q.ライフストーリーワークにおける支援者の資質について教えて

 


A.ライフストーリーワークを支援するための資質としては、以下のようなものが挙げられます。

寛容な心と目: 支援者は、他人の思いや経験を理解し、相手を尊重することが大切です。
コミュニケーションスキル: 聞き手としてのスキルや相手の意見を正確に理解する能力が必要です。
エモーショナルマインド: ライフストーリーワークは、感情やトラウマを伝えることが含まれます。支援者は、相手の感情に敏感であり、適切に対応することができることが必要です。
癒しの力: 支援者は、相手の支えとなり、支援することで癒しを与えることができることが必要です。
専門的な知識: ライフストーリーワークに関連する知識や技術を有することが望ましいです。
これらの資質を持つことで、支援者は、より効果的なライフストーリーワークを行うことができます。

 

 

 

いや〜、良いこと言いますね。

 

 

 

寛容な心と目。

 


エモーショナルマインド。

 


癒しの力。

 

 

 

自分の脳内LSW辞典にはなかった単語。

 

なかったというか、支援者としての前提というか、しかし確かにつまるところそこだよな、と。


LSWの話題って、目先のどうする的な対処法の議論が多い印象を僕は持っているんですけど、こんな本質的なことをAIは付いてくるかと。

 


初心に戻らざるを得なくなりますよね。

 

 

 

ちょっと人気過ぎてアクセスが悪くなっているそうですが、面白いです。

 

 

 

ネット上にダウンロードや使い方の情報は沢山ありますので、気になる方は是非使ってみてください。

 

 

 

ではでは。