LSWのちょっとかゆいところに手が届く「まごのてblog」

静岡LSW勉強会の管理人によるコラム集

【第94回】レイルロードスイッチ RAILROAD SWITCH

メンバーの皆さま
 
また一つ、脚光をあびる社会的養護を題材にした作品が世に出てきましたね。
 
児童養護施設で暮らした若者たち「その後」を描いた20分の短編映画。
「レイルロードスイッチ RAILROAD SWITCH」
 
 
皆さま、ご存知でしょうか? 
 
 
僕は、今日アップされたこの記事、
 
特撮好きだった少年が、「社会的養護」をテーマに映画を作るまで
 
で始めて知ったのですが、これはLSWブロガーとしては、見過ごすことのできない内容です。
 
 
企画・監督は、福島県児童養護施設で暮らした経験がある西坂來人さん(33)
 
ウルトラマンの製作スタッフ歴があるということで、作品の映像のキレイさは流石です。
 
そんな経歴を持つ監督が、
 
児童養護施設の存在を、児童養護施設の出身者のことを「身近にいる」と知ってほしい。
 
そんな想いを乗せた作品。それが「レイルロードスイッチ RAILROAD SWITCH」。
 
記事には、監督の生い立ちから映画構想の経緯までセキララに綴られています。詳細は是非、原文でご確認を。
 
 
記事の最後には、こんなコトバ。
 
〜家族が育てることができれば一番いいのでしょうけど、それができない人たちを責めてもしょうがない。犯人探しをしても何も解決はしません。
 
〜虐待やネグレクトされ、社会的養護の枠組みで育てられた子どもたちが、次に自分たちが新しく家族を作るときに、幸せな家庭を築くことができればいいと思っています。
 
 
ホント、LSWのど真ん中を突く言葉ですよね。こんな風に、社会的養護の子どもたちの「現在(いま)」だけでなく「将来」そして「新しい家族」まで想って関わり支えてくれる大人が一人でも増えてくれたら、と切に思いますね。
 
 
そして西坂監督は、長編「レイルロードスイッチ RAILROAD SWITCH」の製作がかなう際には、児童養護施設にいる子どもの「家族」をテーマとして扱いたいと語っています。
 
どんな作品になるのか、今から楽しみです。
 
 
ちなみに短編ver.(20分)は、YouTubeおよび、
「レイルロードスイッチ RAILROAD SWITCH」公式HP
 
 
で無料で観れますので、まだの方は是非ご覧になって下さい。
 
映像のクオリティーもさることながら、ラストの児童養護施設をネタにした「漫才」も普通に笑ってしまうオモシロさです。
 
あ、ハードル上げると笑いにくいですね。
 
これ以上は作品のネタバレになりそうなので、ここまでにします。
 
ではでは。